こどもの成長段階

こどもは段階的に成長します。これは、万物共通。植物をみても、動物をみても、成長には段階がありますよね。1つの段階を通りこして、次に進むことは不可能です。そんな当たり前に思えることを、私たちは、植物や動物に置き換えると考えることができても、「人間」となると、そう冷静に考えることができません。ましてや、自分のこどもとなると、「あっちの子が早く成長している!」などと、比較し、焦り、こどもの中でどんな成長のプロセスが進行しているか理解しにくくなってしまいます。 こどもの成長を木が育つように、みていきましょう。これは単なる比喩ではありません。よく描画テストで樹木画がパーソナリティ診断につかわれるように、「木」とは人間そのものなのです。そして「木」を学び、理解することで、私たちは人間の成長を理解することができます。 まず、理解してほしいことは、この世には大きなサイクルと小さなサイクルがあるということです。木は、長い年月をかけて成長します。これは大きなサイクルです。同時に、1年という小さいサイクルで芽を出し、花や葉を茂らせ、実をつけ、落とします。全てのサイクルがバランスよく、繰り返されることが必要です。 休眠期成長期開花期収穫期 それでは、具体的なこどもの行動から考えてみましょう。 Q1.極度の引っ込み思案で、新しい場所に慣れるのに時間がかかります。どこにでもすぐに馴染む子をみると羨ましいです。 こどもにとって、家庭は土の中と一緒。ぬくぬく居心地の良い場所です。そして外界の世界や新しい環境は基本的に、生物にとってストレスフルなものです。すぐに外の世界に向かっていく子もいれば、土の中での作業をより多く必要とする子もいます。しかし、学童期が近づけば、そろそろ自分から外へ行くようになってほしいと思いますよね。そんな時は、少しずつ慣らしていくこと、そして外の世界から帰ってきたら、たっぷり休息を与えてあげましょう。 最初は、ちょっと外に出るだけで極度に疲れてしまうこともあると思いますが、徐々に自分でエネルギーをチャージできるようになります。国際的に活躍している人や、冒険家の中では、小さいころはかなり引っ込み思案だったという人も多くいます。引っ込み思案は、性質というよりも、エネルギーの循環の仕方によるものです。成長すれば自然とバランスがとれ、外の世界に出ていくことができるようになります。その為にも、こども時代は、エネルギー不足になっていないか、ちゃんとチャージできているかを見てあげてください。